はじめに
庭をきれいにしたいと思っても、外構工事や造園工事には高額な費用がかかるイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。新築時に庭まで予算が回らなかった方や、雑草だらけの庭をどうにかしたい方、庭を少しずつ自分好みに変えたい方にとって、できるだけお金をかけずに庭づくりを進める方法は気になるテーマともいえます。
この記事では、お金をかけない庭づくりのポイントから、低予算でおしゃれに見せるデザインアイデアまで詳しく解説します。あわせて、DIYではなくプロに任せた方がコスパの良い工事についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
お金をかけない庭づくりのポイント
お金をかけない庭づくりを成功させるには、最初の計画がとても重要です。思いつきで材料を買い足したり、見た目だけで施工方法を決めたりすると、庭全体にまとまりがなくなり、思った以上に費用がかさんでしまうことがあるので注意が必要です。
そこでここからは、お金をかけない庭づくりのポイントについて詳しく解説します。
どんな庭にしたいのか目的を決める
庭づくりを始める前に、まずはどんな庭にしたいのかを明確にしましょう。お金をかけない庭づくりでは、すべての希望を一度に叶えようとするよりも、庭の使い方を絞ることが大切です。
たとえば、子どもが遊べる庭にしたいのか、雑草対策を優先したいのか、洗濯物を干しやすい空間にしたいのか、見た目をおしゃれにしたいのかによって、選ぶ素材や施工内容は変わります。目的が曖昧なまま進めると、人工芝、砂利、花壇、レンガ、植栽などを少しずつ取り入れた結果、まとまりのない庭になってしまうことがありますので注意しましょう。
すべてを一度に完成させようとしない
庭づくりは、一度に完成させようとすると費用が大きくなりやすいです。特に広い庭の場合は、整地、防草対策、砂利敷き、人工芝、アプローチ、フェンス、植栽などをまとめて行うと、予算を大きく超えてしまうことがあります。
お金をかけない庭づくりでは、優先順位を決めて段階的に進める方法が向いています。まずは雑草やぬかるみなど、生活の中で困っている部分から改善し、その後に見た目を良くする工事を少しずつ追加していくと費用を分散できます。
初期費用だけでなく維持費まで考える
庭づくりでは、最初にかかる費用だけでなく、その後の維持費や手間も考えることが大切です。初期費用が安く見えても、草取りや剪定、補修に手間がかかる庭では、長い目で見ると負担が大きくなる場合があります。
例えば、安価な砂利だけを直接土の上に敷くと、最初はきれいに見えても、時間が経つと土と砂利が混ざり雑草も生えやすくなります。一方、防草シートを併用すれば初期費用は少し上がりますが、雑草対策の手間を減らしやすくなりますので、安く作ることだけでなく、手入れにかかる時間や将来的な補修費まで考えることが大切です。
安くする場所とお金をかける場所を分ける
お金をかけない庭づくりでは、すべての部分を安く済ませようとしないことも重要です。庭の中には、DIYや低価格の素材で十分対応できる部分もあれば、最初からプロに任せた方が結果的に費用を抑えられる部分もあります。
例えば、鉢植えの配置やガーデンライトの設置、小さな花壇づくりなどはDIYでも対応しやすい作業です。一方で、広範囲の整地や水はけ改善、人工芝の下地づくり、アプローチのライン出しなどは、仕上がりや耐久性に差が出やすい部分です。
下地が不十分なまま人工芝を敷くと、表面が波打ったり、水たまりができたりすることがあります。こうした部分をやり直すには手間も費用もかかるため、最初からプロに相談した方が安心です。
お金をかけない庭づくりでおしゃれに魅せるデザインアイデア
庭をおしゃれに見せるためには、必ずしも高価な素材や大がかりな工事が必要なわけではありません。低予算でも、色の使い方や高さの出し方を工夫することで、庭全体の印象は大きく変わります。
そこでここからは、お金をかけない庭づくりでおしゃれに魅せるデザインアイデアについて紹介します。
色数を増やしすぎない
お金をかけずに庭をおしゃれに見せたい場合は、色数を増やしすぎないことが大切です。低予算で庭づくりをすると、ホームセンターやネットショップで安く手に入る素材をその都度購入しがちです。しかし、砂利の色、レンガの色、鉢の色、フェンスの色、植物の色がバラバラになると、庭全体が雑然として見えてしまいます。
庭の印象をまとめるには、ベースカラーを決めると効果的です。例えば、ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、ベージュ系の砂利やブラウン系のレンガ、木目調の鉢を合わせると落ち着いた印象になります。低予算の庭づくりでは、素材の数を増やすよりも、色味をそろえることを意識しましょう。
高さの違いをつけて立体感を出す
庭をおしゃれに見せるには、高さの違いをつけることも効果的です。平面的な庭は、素材を変えても単調に見えやすくなります。一方で、低木、鉢植え、ガーデンライト、フェンス、花台などを使って高低差をつけると、少ない材料でも立体感のある庭に見せられます。
例えば、地面には砂利を敷き、庭の一角に高さのある鉢植えを置くだけでも印象は変わります。また、小さな鉢をいくつか並べるのではなく、高さの異なる鉢を組み合わせると、奥行きが生まれます。このように高さの違いを意識すると、低予算でも庭に奥行きと表情を出せます。
お金をかけない庭づくりのコツ!低予算でおしゃれに仕上げる方法
低予算で庭をきれいにしたい場合は、扱いやすく費用を抑えやすい素材を上手に取り入れることが大切です。ただし、それぞれに向いている場所や注意点があるため、特徴を理解して選ぶ必要があります。
そのため、ここからはお金をかけない庭づくりのコツとして、低予算でおしゃれに仕上げる方法を詳しく解説します。

砂利を敷く
砂利は、お金をかけない庭づくりで取り入れやすい素材のひとつです。土のままの庭に砂利を敷くことで見た目がすっきりし、雨の日の泥はねや、ぬかるみも抑えやすくなります。また、庭全体をコンクリートにするより費用を抑えやすく、比較的短期間で施工できる点もメリットです。
ただし、砂利を土の上に直接敷くと、時間が経つにつれて土と混ざり、雑草が生えやすくなることがあります。見た目を長く保つには、防草シートを下に敷いたうえで砂利を敷く方法が効果的です。
防草シートを敷く
雑草対策をしたい場合、防草シートは費用対効果の高い方法です。庭の草取りに悩んでいる方にとって、防草シートを敷くことで日々の管理を楽にしやすくなります。砂利と組み合わせることで見た目もきれいになります。
DIYで施工する場合は、事前に雑草をしっかり取り除き、地面を平らにしてから敷くことが大切です。広範囲の施工や、長くきれいな状態を保ちたい場合は、業者に依頼した方が安心です。
人工芝を活用する
人工芝は、庭を明るく見せたい方や、子どもやペットが遊べるスペースを作りたい方に向いています。天然芝のような水やりや芝刈りが必要ないため、維持管理の手間を抑えたい場合にも便利です。
なお、小さなスペースであればDIYでも施工できますが、見た目や耐久性を重視する場合は、下地づくりだけでもプロに任せると安心です。
レンガを取り入れる
レンガは、低予算でも庭に温かみを出しやすい素材です。花壇の縁取り、アプローチの一部、鉢置き場、庭のアクセントなど、さまざまな使い方ができます。すべてをレンガ敷きにすると費用がかかりますが、部分的に取り入れるだけでも庭の印象を変えられます。
ただし、本格的なアプローチや曲線のデザインを作りたい場合は、プロに依頼した方が仕上がりがきれいになります。DIYではアクセントとして使い、通路や玄関まわりなど目立つ部分はプロに任せると費用と仕上がりのバランスを取りやすくなります。
鉢や植栽を取り入れる
庭をおしゃれに見せたいなら、鉢や植栽を上手に取り入れる方法もあります。地植えに比べて鉢植えは移動しやすく、季節や気分に合わせて配置を変えられるため、低予算の庭づくりにも向いています。
また、既存の庭木を活かす方法もあります。すべてを撤去するのではなく、必要な剪定をして形を整えるだけで庭の印象が変わることもあります。植栽は費用を抑えながら雰囲気を出せる一方で管理の手間も発生するため、無理のない範囲で取り入れましょう。
プロに任せた方がコスパの良い庭づくり
お金をかけない庭づくりでは、DIYを取り入れることも効果的ですが、すべてを自分で行うことが必ずしも安くなるとは限りません。地面の状態に関わる作業や、仕上がりが目立つ部分、安全性に関わる部分は、プロに任せた方が結果的にコスパが良くなることがあります。
そこでここからは、低予算でもプロに相談した方がよい工事について解説します。
広い範囲の整地
庭づくりの基本になるのが整地です。整地とは、地面の高さや凹凸を調整し、施工しやすい状態にする作業です。砂利、防草シート、人工芝、レンガ、平板など、どの素材を使う場合でも、下地となる地面が不安定だと仕上がりに影響します。
小さなスペースであればDIYでも整地できますが、広い範囲になると土の量が多く水平を取るのも難しくなるほか、不要な土が出る場合は残土処分も必要です。残土は家庭ごみとして簡単に処分できない場合が多いため、処分方法に困ることもあります。
広い範囲の整地は、最初からプロに任せた方が作業も早く、仕上がりも安定しやすいです。なお、予算を抑えたい場合は、庭全体ではなく、よく使う場所や目立つ場所だけを整地して施工するなど、範囲を検討し直すのも良いでしょう。
水はけ改善や排水などの下地工事
庭づくりで見落としやすいのが、水はけや排水の問題です。見た目をきれいにすることばかり考えていると、雨の日に水たまりができたり、ぬかるみが残ったりすることがあります。特に粘土質の土や、建物まわりに水が集まりやすい庭では注意が必要です。
水はけが悪い庭にそのまま砂利や人工芝を施工しても、根本的な解決にはなりません。表面はきれいに見えても、雨のたびに水が残り、人工芝の下に湿気がこもったり、砂利が沈んだりすることがあります。場合によっては、建物の基礎まわりに水が溜まりやすくなることもあるので注意が必要です。
排水や勾配調整は、専門的な判断が必要です。どこに水が流れるのか、どの程度の勾配をつけるべきか、排水先をどうするのかを考えながら施工する必要があります。そのため、無理にDIYで対応するのではなく、専門業者に依頼することが大切です。
アプローチのラインなどの見える部分
玄関アプローチや庭の通路など、目につきやすい部分は、プロに任せた方が満足度が高くなりやすい場所です。アプローチは庭の印象を大きく左右するため、少しのズレや段差、ラインの乱れが目立ちやすくなります。
DIYでレンガや平板を並べることもできますが、きれいな直線や自然な曲線を作るには、下地づくりやレベル調整が必要です。歩く場所に使う場合は、見た目だけでなく安全性も重要で、段差があるとつまずきやすくなるので注意が必要です。
低予算でおしゃれに見せたい場合は、庭全体に費用をかけるのではなく、玄関まわりやアプローチなど目立つ部分に絞ってプロに依頼する方法があります。見える部分と見えにくい部分で費用のかけ方を変えることが、低予算でも満足度を高めるコツです。
まとめ
お金をかけない庭づくりを成功させるには、安い材料を選ぶだけでなく、庭の目的や優先順位を明確にすることが大切です。どんな庭にしたいのかを決め、すべてを一度に完成させようとせず、段階的に進めることで、無理のない予算で庭を変えていけます。
低予算でも満足度の高い庭を作るには、DIYでできる部分とプロに任せる部分を上手に分けることが大切です。予算内でどこまでできるのか、どの部分に費用をかけるべきか迷う場合は、庭づくりの専門業者に相談しながら計画を立てると安心です。
おわりに
ガーデン&エクステリア専門の福田造園では、お庭の下地作りはもちろんのこと、プロならではの庭デザインをご提案することができます。
お住まいの環境やご予算、ご要望に合わせた最適なプランをご提案しておりますので、お庭のリフォームをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
福田造園の簡単な歴史
1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。



