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門扉とは?種類やメリットを徹底解説!

はじめに

門扉は、住宅と外部をつなぐ重要な役割を果たす人気のあるエクステリアです。そんな住宅の第一印象を決める「顔」となる門扉には、防犯性やデザイン性などさまざまなメリットがあります。

そこで今回の記事では、門扉の種類や設置した場合のメリットについて徹底解説します。また、門扉を選ぶ際のポイントも紹介しますので、これから門扉を設置しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

福田造園の簡単な歴史

1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。

写真:福田造園

門扉とは

門扉とは、住宅の敷地と外部を隔てるために設置される扉のことを指します。ただし、門扉は単に敷地を区切るだけでなく、防犯性やプライバシーの確保、住宅全体のデザインを引き立てる役割も果たしています。

例えば、門扉があることで住宅の境界線が明確になり、訪問者や通行人に対して「ここは個人の敷地です」と示す効果があるわけです。また、門扉にはさまざまな種類があるので、住宅の外観や目的に応じて選べる点も大きな魅力といえるでしょう。

門扉を設置するメリット

門扉を設置することで、住宅の安全性や快適性が大幅に向上します。単純に外部と敷地を隔てるだけでなく、防犯性の向上やプライバシーの確保、外観デザインの向上といったさまざまなメリットが門扉にはあります。

 

そこでここからは、門扉を設置した場合の具体的なメリットについて詳しく解説します。

住まいの防犯性が向上する

門扉を設置するメリットの一つは、防犯性が向上するということです。不審者や泥棒は侵入が難しい家を避ける傾向にあるので、門扉があることで敷地内に入りにくいという心理的な抑止効果を与えることができます。

 

また、施錠機能がついた門扉や防犯性を考慮した高さのあるデザインなどを選べば、より住まいのセキュリティを向上させることができるでしょう。その他にも、門塀にカメラ付きインターホンなど、門扉と組み合わせることでより万全な体制を整えることができます。

プライバシーを確保できる

住宅においてプライバシーを確保するということは、日々の快適な生活を確保するためにも欠かすことはできません。特に大通りなどに面した住まいの場合、通行人や隣人の視線が気になることもあるでしょう。

この点においても門扉のデザインや高さを工夫することで、視線をある程度遮ることができます。門扉があることで敷地内の様子を見られにくくできるので、一定のプライバシーを守れるメリットがあります。

境界線を明確にできる

住宅の敷地境界線が曖昧だと、予期せぬ形で他人が敷地内に侵入してしまうケースがあります。しかし、門扉を設置することで「ここから先は個人の敷地」と明確にできるため、不要なトラブルを未然に防ぐことができます。

特に都市部や住宅密集地では敷地が隣接していることも多いため、境界線をはっきり示すことは非常に重要といえるでしょう。

安全性が向上する

門扉を設置する事で、住まいの安全性が向上するメリットがあります。例えば、門扉があることで、小さなお子様が勝手に道路へ飛び出してしまう可能性を減らせるため、ご家族の安全性を確保できるでしょう。

また、ペットがいるご家庭の場合、ペットガードタイプを選べば外に逃げ出してしまうのを防ぐことができるので、安全に敷地内で遊ばせることができます。このように、門扉があることで住まいの安全性が向上するメリットがあります。

外観を綺麗にまとめることができる

門扉を設置することで、住宅全体の外観が整い美しくまとまった印象にすることができます。門扉のデザインによって住宅の雰囲気やスタイルが引き立つので、全体的に良い印象を与えることができます。

例えば、モダンな住宅にはシンプルで直線的なデザインの門扉、和風住宅には木製や伝統的な装飾を施した門扉を選ぶことで、建物全体のデザインに統一感を持たせることができます。

門扉の開き方による種類

門扉の開き方は、設置環境や使用方法に大きく関わってくる重要なポイントです。門扉の開閉方式には主に3つのタイプがあるので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

そこでここからは、外開き、内開き、引き戸という3つの開き方について詳しく解説します。

外開き

外開き門扉は、扉が敷地の外側に向かって開くタイプです。外開きは敷地内のスペースを有効活用できるため、内側部分のスペースがあまり確保できないなど、比較的狭い場合にも適しています。

ただし、外開きは扉が道路や歩道に飛び出す可能性があるため、周囲への影響も考慮した上で設置しなければなりません。具体的には、外開き門扉の設置場所を少し奥まった位置にするか、外側に十分なスペースがある場合に選ぶ必要があるでしょう。

内開き

内開き門扉は、扉が敷地内に向かって開くタイプの開閉方式です。このタイプは扉を開いた際に道路や歩道に干渉しないため、住宅地や歩行者の多いエリアで安全に使用できるのが最大のメリットです。

一方で、内開き門扉を選ぶ際には、敷地内に十分な開閉スペースを確保することが重要です。適切なスペースが確保できていないと、開閉時に門扉が干渉してしまうようなトラブルも発生するので注意しましょう。

引き戸

引き戸タイプの門扉は、扉が横方向にスライドして開閉するタイプです。このタイプの最大の特徴は、扉の開閉に必要なスペースが他のタイプよりも少なく敷地を有効活用できる点にあります。

狭い敷地や、門の前後に十分なスペースが確保できない場合にも適しています。また、間口が比較的広く確保できるので、車椅子やベビーカーなどで出入りするような場合にも最適といえるでしょう。

門扉のデザイン別の種類

門扉は、デザインや用途によって多くの種類に分けられています。それぞれの機能性や美観があるので、設置場所や住宅のデザインに合わせて選ぶことで家全体の印象を大きく変えることができます。

そこでここからは、代表的なデザイン別の門扉について、その特徴や用途を詳しく解説します。

片開き門扉

片開き門扉は住宅用として最も一般的で、1枚の扉を横方向に開閉するシンプルなデザインです。このタイプの門扉は設置スペースが比較的少なくて済むので、狭い敷地や小さなお庭の入り口にも最適です。

また、門扉の開閉操作が非常に簡単なほか、コストパフォーマンスが高いという特徴もあります。比較的低コストで設置できる門扉のため、なるべく予算を抑えたいという方にもおすすめです。

両開き門扉

両開き門扉は、2枚の扉が中央から左右に開閉するタイプのデザインです。開口部が広く取れるため、大型の荷物を運び込む際や車椅子などの出入りが多い場所にも適している特徴があります。

両開き門扉の魅力はベーシックな門扉である一方で、住宅の外観デザインに合わせてさまざまな装飾デザインの商品がある点です。そのため、住まいの雰囲気に合わせてデザインを選択することができます。

親子開き門扉

親子開き門扉は、大きい扉(親扉)と小さい扉(子扉)の2枚で構成されたデザインです。普段は大きな方の扉だけを使用しつつ、大きな荷物の搬入や車椅子などの出入り時には両方の扉を開けて使用することができます。

親子開き門扉の魅力は、必要に応じて子扉を開放することで大きな開口を確保できる点にあります。また、親子開き門扉のデザインというのは、モダンからクラシックまで幅広い住宅スタイルに対応可能な点もメリットといえるでしょう。

折戸

折り戸は扉を折りたたむ形式の門扉で、開閉時に必要なスペースを最小限に抑えられる点が特徴です。そのため、スペースが限られた場所や、開閉範囲をコンパクトにしたい場合に適しています。

折り戸タイプの門扉は、車庫や駐車場の入り口などにも設置できます。扉を折りたたむことで間口を確保しやすく車両の出入りがスムーズになるほか、見た目もすっきりしているため、さまざまな住宅のデザインにマッチします。

アコーディオン門扉

アコーディオン門扉は蛇腹状に扉が伸縮するデザインで、広い開口部を確保しながらも必要に応じてスペースを調整できるフレキシブルな門扉です。駐車場や車庫での使用にも適しており、車のサイズや駐車スペースに応じて柔軟に対応できるメリットがあります。

また、このタイプの門扉は軽量で開閉の操作が簡単な点も特徴です。手動式だけでなく電動式のタイプもあるので、リモコン操作で快適に開閉をしたいというケースにも適しているでしょう。

跳ね上げ門扉

跳ね上げ門扉は、扉が上方向に持ち上がるデザインで、駐車場や車庫に特化したタイプの門扉です。この形式の最大のメリットは、狭い場所でも間口さえあれば設置可能であることです。

また、跳ね上げ門扉は高級感のあるデザインが特徴なので、車庫の入り口に設置することで住宅全体の印象をグレードアップさせることができます。なお、電動式のモデルも多いので、リモコンで簡単に開閉操作ができる利便性も魅力といえます。

門扉を設置する際のポイント

門扉を設置する際には、敷地条件や用途、デザイン性、実用性などさまざまな要素を考慮する必要があります。門扉は住宅の外観を大きく左右する重要なエクステリアなので、設置後に後悔しないためにも、どのようなポイントに注意すべきなのかを確認しておきましょう。

そこでここからは、門扉を設置する際に押さえておきたい重要なポイントを詳しく解説します。

設置環境

門扉を設置する際は、まず設置環境を確認することが重要です。そのため、以下のようなポイントを考慮して最適な門扉の種類や設置場所を決めましょう。

 

・敷地の広さ
・地形や傾斜

 

例えば、敷地が狭い場合は、引き戸やアコーディオン扉を検討するなど、設置する場所の広さに応じて最適な門扉を選びましょう。また、傾斜地や段差がある場所では、傾斜タイプのアコーディオン門扉などが適していることもあります。

このように設置環境によって適している門扉の種類が変わるため、お住まいの設置環境を事前に確認してから選定することが重要です。

日常的な使いやすさ

門扉は毎日使うものだからこそ、開閉操作のしやすさや利便性を重視することが大切です。家族全員が快適に使用できる門扉を選ぶために、以下のポイントを検討しましょう。

 

・開閉方式
・動作音の静かさ

 

例えば、引き戸はスペースを取らずスムーズな開閉が可能な一方で、電動式の門扉を選べばリモコン操作で手軽に開閉できるため非常に便利です。また、開閉時に大きな音が出ると近隣への配慮が必要になる場合もあるので、静音設計を採用した門扉を選ぶと快適でしょう。

 

統一感のあるデザイン性

門扉は住宅の外観に大きな影響を与えるため、家全体と調和するデザインを選ぶことが大切です。例えば、モダンな家にはシンプルなアルミ門扉、クラシックな家には装飾性のある鋳物門扉、和風の家には木製門扉などがよく合います。

 

また、住宅の外壁やフェンス、植栽など全体の雰囲気と色合いと合わせることで、統一感のある仕上がりになるでしょう。このように門扉を外構全体の一つのデザインとして考えることで、洗練されたエクステリアを実現させることができます。

最適な門扉の高さ

門扉の高さは防犯性やプライバシーの確保にも直結するため、最適な高さを選ぶことが重要です。例えば、通行量が多く道路に面しているようなお住まいの場合、プライバシーを確保できるように高めの門扉を選ぶのが良いでしょう。

 

一方で、住宅地のためそれほど視線を遮る必要がないのであれば、標準的な高さを選定しても問題ありません。その他にも、昨今多く取り入れられているオープン外構などであれば、通常よりも高さを抑えて開放感を演出するのもおすすめです。

 

このように門扉の高さは機能性だけでなく、敷地全体のバランスや外観にも影響を与えるため、どの高さが適切なのか慎重に検討する必要があります。

おわりに

門扉というのは住宅の防犯性を高めるだけでなく、プライバシーの確保や安全性の向上、外観にも影響する重要なエクステリアの要素です。また、門扉があることで敷地境界も明確にできるので、不要なトラブルを避けることもできます。

そのため、お住まいの雰囲気や生活スタイルなどに適した門扉を選びつつ、住宅全体の快適性と安全性を向上させましょう。これから門扉の設置を検討される方は、ぜひ本記事を参考にして自分に合った最適な門扉を見つけてください。

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