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外壁にサンシェードを取り付けるアイデアを紹介!

はじめに

真夏の強い日差しはエアコンの効いた室内でも暑く感じてしまうため、日除け対策を実施するのが効果的です。なかでも外壁にサンシェードを取り付けると日除けができるので、効果的な暑さ対策にもなります。
そこで今回の記事では、外壁にサンシェードを取り付けるアイデアを紹介します。サンシェードの選び方や設置方法、注意点なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

福田造園の簡単な歴史

1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。

写真:福田造園

サンシェードとは?

サンシェードとは、屋外に設置する直射日光を防ぐための簡易的なカーテンのようなものです。窓やテラスなどに設置する事で真夏の日差しを遮ることができるので、室内などの温度上昇を防ぐ効果が期待できます。

そのため、サンシェードがあれば冷暖房効率も上がり節電となるため、一定の省エネ効果も期待できるでしょう。また、サンシェードは日除けとしての効果だけではなく、お庭やベランダなどに設置すれば目隠しとしても利用できる一面があります。

サンシェードを選ぶ際のポイント

サンシェードを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

・サイズ
・カラー
・設置位置

用途や設置場所、外観などを考慮した上で、適したサンシェードを選ぶことが重要です。建物に合ったサンシェードを取り付けるためにも、上記の点に注意して選びましょう。

サイズ

まずサンシェードを選ぶ際には、どれくらいのサイズにするのかを決めておく必要があります。窓やベランダ、デッキなどの幅をきちんと計測した上で、サイズが合っているサンシェードを設置する必要があります。

​​例えば、設置箇所よりも大きすぎるサイズを選んでしまうと、強風時に煽られやすくなってしまう可能性があります。また、反対にサイズが小さすぎると遮光効果が足りずに光が入り込んでしまいます。

以上の理由からも、サンシェードを取り付ける際にはサイズに注意して適切なタイプを選ぶようにしましょう。

カラー

サンシェードを選定する際には、住宅の外観と合うカラーを選ぶことで調和の取れた綺麗な仕上がりにすることができます。サンシェードには、以下のようなカラーが用意されている傾向にあります。

・ベージュ
・ホワイト
・ブラック
・ブラウン
・アイボリー
・柄タイプ

例えば、ホワイト系なら太陽光を効率よく反射できるので、窓に設置すれば室温を下げる効果が期待できます。なお、薄い色に関しては紫外線を通しやすい性質があるので、UVカット率も同様にチェックしておきましょう。

その他にも、サンシェードには柄タイプも存在します。そのため、住宅の外観や庭先と調和の取れたデザインを選択することで、美感性も向上し綺麗な仕上がりにすることができます。

設置位置

サンシェードは設置位置も重要になるため、どこに取り付けるのかを考慮して選定しましょう。窓から差し込む強い日差しは室内の温度を急激に上昇させるほか、フローリングや窓枠なども紫外線劣化によって退色させてしまいます。

遮光効果を考慮した位置に取り付けることで、サンシェードの効果を最大限まで生かすことができます。例えば、日差しの向きや時間帯などを考慮した位置に設置すると、遮光効果を最大化できます。

設置位置にあったデザイン・カラーのサンシェードを選ぶことで、建物の見た目を綺麗に整えることができます。

外壁にサンシェードを取り付ける基本的なアイデア

サンシェードを取り付ける方法は、大きく外壁に穴を開ける方法と開けない方法の2種類に分類することができます。それぞれメリットやデメリットが異なるので、どのような特徴があるのか事前に確認しておくことが重要です。

そこでここからは、外壁にサンシェードを取り付ける2種類の方法について詳しく解説します。

外壁に穴をあける方法

外壁に穴を開けてサンシェードを取り付ける場合は専用のドリル等を使用し、穴を開けてからフックを固定しなければなりません。外壁に穴を開けるので強固に固定できるメリットがありますが、その一方で以下のような点に注意する必要があります。

・下地
・防水処理

ビスを用いてフックを固定するため、外壁の下地を適切に判断する必要があります。また、防水処理を正しく行わないと雨漏りする可能性もあるので、専門知識や取り付け技術がなければなりません。

そのため、初心者の方がDIYで外壁に穴を開ける方法を採用するのは難しい可能性が高いです。外壁に穴を開ける場合、正しい知識と技術を持った専門家に依頼して確実に取り付けましょう。

外壁に穴をあけない方法

サッシやシャッターボックスなどを使用することで、外壁に穴を開けずサンシェードを取り付けることができます。この方法なら外壁に傷を付けないままサンシェードを設置できるので、初心者の方でも簡単に取り付けることができます。

なお、専用の取り付け金具にはいくつかの種類があり、例えば、サッシ専用の取り付け金具やマグネットタイプなどがあります。これらは設置箇所によって採用すべき金具の種類が変わるので、適切なタイプを選択するようにしましょう。

なお、金具を設置するタイプ以外にも、突っ張り棒を立ててサンシェードを取り付けるタイプも存在します。

外壁にサンシェードを取り付ける簡易的なアイデア

外壁に穴を開けない取り付け方法の中には、以下のように簡易的に設置できる方法がいくつか存在します。

  • 突っ張りポール

  • 金具フック

  • 立てかける

これらの方法なら初心者の方でも簡単にサンシェードを取り付けることが可能です。そこでここからは、上記の簡易的なサンシェードの取り付け方法について詳しく解説します。

突っ張りポール

突っ張りポール式のサンシェードであれば、外壁に穴を開けず誰でも簡単に設置することができます。突っ張り棒を立てて設置するだけなので、取り外しも非常に簡単で場所を選ばず設置できるメリットがあります。

ただし、突っ張りポール式は突風や大雨に耐えるだけの強度がありません。そのため、悪天候が予想されるような日はシェード部分を巻き取って収納しておくなどして、飛ばされないように事前対策しておくことが重要です。

また、支えとなる突っ張りポール部分に寄りかかったりすると倒れてしまうため、小さなお子様がいるご家庭などは取り扱いに注意しましょう。

金具フック

接着式の金具フックを使用すれば、外壁に穴を開けることなくサンシェードを取り付けることが可能です。外壁に穴を開けずに取り付けることができるので、雨漏りなどの心配もありません。

また、接着式の金具フックは数百円程度で購入できるため、設置費用も比較的安く納めることができます。取り付けも簡単なことから、初心者の方がDIYで取り付けるのにも向いているでしょう。

ただし、ビス固定式とは違って耐荷重2~3kg程度のタイプが多いので、耐風圧性には限界があります。天候の良いときに日除けとして使う分には問題ありませんが、雨よけなどの用途で使用するのは難しいでしょう。また、金具フックを剥がす際に外壁の塗装を痛めてしまうケースもあるので注意が必要です。

立てかける

立てかけるタイプのサンシェードであれば、特別な工事も必要なく初心者の方でも簡単に設置することができます。建てかけ式のサンフェードは、フェード部分に4本から6本程度の支柱が予め組み込まれています。

そのため、フェードをそのまま窓に立てかける形で日除けをすることができます。そのため、おもりを別で設置したりフックを取り付けたりする必要がないので、誰でも簡単に設置する事が可能です。

ただし、不安定な場所では使用が難しい点と、立てかけるだけなので強風の日に使用することはできません。安定した場所でしか使用できないため、場合によってはピンコロのようなものでパイプを固定し安定性を向上させる必要があります。

サンシェード以外で日陰を作るアイデア

サンシェード以外にも、以下のような日差しを遮るアイデアは存在します。

  • オーニング

  • 屋根

  • パラソル

これらの方法はサンシェードと同様に日陰をつくることができるので、どちらの方が効果的か比較してみるのがおすすめです。そのため、ここからは上記に挙げた日差しを遮る代表的なアイデアについて詳しく解説します。

オーニング

オーニングとは、日除けや雨よけとして使われている布製の庇全般のことを指します。オーニングには以下のような種類があります。

  • 壁付けタイプ

  • スライドタイプ

  • 独立タイプ

  • スクリーンタイプ

壁付けタイプの場合、外壁に設置して庇のように使うことができます。一方、スライドタイプはレールに沿って屋根部分が開閉する仕組みになっており、天候に応じて膜を稼働させることができます。

独立タイプは別途設置したフレームの上部に幕を設置するため、支柱や梁などを施工しなければなりません。そのため、基本的には公共施設の休憩場所や店舗の屋外スペースに設置されることが多い傾向にあります。

 

最後にスクリーンタイプになりますが、このタイプは窓際に設置し、垂直に布を下げて日除けをする仕組みになっています。そのため、日除けと同時に目隠し効果も期待できる側面があります。

屋根

デッキやベランダの上にテラス屋根などを設置することで、雨や日差しを遮り快適にすることができます。テラス屋根はオーニングやサンシェードとは違い、ポリカーボネート製でできた備え付けの屋根です。

そのため、強度も高く日除けとしての効果以外にも、雨よけとしての効果も期待することができます。また、UVカット機能によって効率よく紫外線もカットできるので、室内の窓枠やフローリングの劣化も防いでくれるメリットがあります。

なお、前面パネルや側面パネルを取り付けることで、視線を遮ってプライバシーを保護することも可能です。そのため、洗濯物を干すために設置するならパネルで目隠しするのも良いでしょう。

テラス屋根には上記のようなメリットがあるため、より本格的で利便性を向上させるならテラス屋根も検討してみましょう。

パラソル

ガーデンパラソルとは、庭先などの屋外スペースで日陰を作るために設置する傘タイプのシェードになります。組み立ても非常に簡単なため、日差しの強い日にも簡単に設置する事ができます。

ただし、風の影響を受けやすいため、使わない日は折りたたんで収納しておく必要があります。そのままの状態で放置していると、急な強風で飛ばされてしまう可能性もあるので注意しましょう。

なお、撥水加工やUVカット加工が施されているタイプも発売されています。また、角度調整可能なタイプなど、ガーデンパラソルの種類によって機能面も異なるので、使用方法に適しているタイプのガーデンパラソルを選びましょう。

外壁に穴をあけてサンシェードを設置する際の注意点

外壁に穴を開けてサンシェードを設置する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 防水対策

  • メーカー保証

まず、技術的な点として外壁に穴を開ける際には、正しい防水処理を施すということに注意しましょう。ドリルで穴を開けてそのままの状態では雨水が浸入する可能性があるので、シーリング材(コーキング材)を使用して防水処理を施す必要があります。

 

また、シーリング材は紫外線の影響で経年劣化するため、定期的にシーリング材の打ち替えをしなければなりません。そのため、設置後も数年に一度はシーリング材を施工した部分のメンテナンスは行いましょう。

その他にも、外壁に穴を開ける際にはメーカー保証について確認しておく必要があります。住宅メーカーは外壁の防水性能などを保証していますが、外壁に穴を開けると無効になってしまう可能性があります。

そのため、メーカー保証の期間が残っているような場合、まずは住宅メーカーに補償の内容について確認をしてみましょう。その上で、外壁に穴を開けてはいけない場合については、穴を開けずにサンシェードを設置する方法を採用するのがおすすめです。

おわりに

サンシェードは設置するだけで日除けを行えるため、室内の温度上昇を防いだり、カーテンやフローリング、窓枠などの色褪せを軽減させたりすることができます。簡単に設置できる日除けなので、店舗や大型施設はもちろんのこと、住宅でも多く採用されています。
なお、サンシェードはサイズやカラーに注意して、お住まいの設置箇所に適したタイプを選ぶことが重要です。住まいの外観なども考慮しつつ、デザイン性もマッチしたサンシェードを選び美観性・機能性とともに向上させましょう。

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