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室内に洗濯物を干す場所がない時のアイデア5選

はじめに

洗濯をした際に、天候の悪い日は部屋干しをすることになります。室内の限られた場所で洗濯物を干すためには、なんらかの工夫をしている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、「洗濯物を干す場所がない…」とお困りの方向けに、部屋干しのスペースを確保できるアイデアをご紹介いたします。
洗濯物を室内で干すメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

福田造園の簡単な歴史

1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。

写真:福田造園

洗濯物を部屋干しにするメリット

洗濯物を部屋干しにするメリットは、以下のようなものがあります。

 

・天候に関係なく干せる
・干す時間帯を気にする必要がない
・ホコリや砂、花粉などが付着しない
・紫外線による劣化が少ない
・家事動線を短くできる
・盗難被害を抑制できる

 

部屋干しでは、乾きにくくニオイも残りやすいというマイナスなイメージが多いです。しかしこのように、メリットもたくさんあります。

とくに昨今では、部屋干し専用の洗剤も多く発売されているため、部屋干しを選択する方も多いのではないでしょうか。

ここからは、部屋干しのメリットで挙げた点について、詳しく解説していきます。

天候に関係なく干せる

部屋干しにおけるメリットのひとつは、天候に関係なく干せるということです。
外干しの場合は、晴れであれば問題なく干せます。しかし、天候の読みづらい曇りの日などは、外に干したものの、雨が降らないかどうか気を揉みながら外出するといった経験があるのではないでしょうか。

昨今では、ゲリラ豪雨などの突然天候が変わるということが多くなりました。そんな時でも、部屋干しをしている場合、天候を気にせずに過ごすことができます。
また、雨の長く続く梅雨や、降雪の可能性もある冬のシーズンでも、快適に洗濯物を干すことができます。

干す時間帯を気にする必要がない

もし外干しをした場合には、干す時間を気にして干す必要があることがほとんどです。
日光に当てて干すことが目的のため、朝方に洗濯をして干す作業を行わなくてはなりません。

一方で、部屋干しとなると、日光に当てるということをしないことの方が多いです。
そうなると、自分のできるタイミングで洗濯をし、干すことができます。とくに共働きのご家庭などでは、朝方にうまく時間を作ることが難しいケースもあるでしょう。
そのような場合では、大きなメリットになるといえます。

ホコリや砂、花粉などが付着しない

部屋干しの場合、ホコリや砂・花粉、PM2.5といった大気中の物質が洗濯物に付着することがありません。
外干しの場合、大気中にはさまざまな有害物質が浮遊しています。それらが付着することは、避けられないことです。特にひどい花粉症の方や、綺麗好きの方などにはデメリットとなる点でしょう。

しかし、部屋干しの場合には、こういった外気にさらされることは少なくなります。

紫外線による劣化が少ない

外干しで衣類を乾かす場合、太陽の自然な光を浴びせて乾かすことができます。しかし、紫外線によるダメージを衣類が直接受けてしまうことから、色褪せや変色などの紫外線劣化を起こしやすい傾向にもあります。

一方で室内干しの場合は、太陽光を浴びることなく濡れた衣類を乾かせるので、紫外線劣化の影響がほとんどありません。そのため、外干しで乾かすよりも色褪せや変色が少なく、衣類が長持ちするというメリットがあります。

家事動線を短くできる

部屋干しを行う場合、家事の動線を短くできる点にメリットがあります。例えば、外干しを行う場合、洗濯物を干すためには、洗い終わった衣類を洗濯機からベランダまで持ち運ばなければなりません。
部屋干しであれば、外干しに比べて家事動線を短くすることができます。例えば、お風呂場で衣類を乾かせられれば、洗濯機との距離も近いためすぐに部屋干しを行うことができるでしょう。

つまり部屋干しとは、家事動線を短くして負担を減らすことができるということなのです。洗濯は毎日行う作業のため、家事動線を短くして効率化できる点は大きなメリットになるでしょう。

盗難被害を抑制できる

部屋干しの場合はプライバシーを確保できる他、盗難被害を抑制できるというメリットがあります。外干しの場合、洗濯物を人目にさらすことになるため、外出中に衣類が盗まれてしまうといったリスクが存在します。
特に、女性の一人暮らしは防犯上のリスクも生じてしまうので、外干しをする際には防犯対策も並行して行う必要があるでしょう。

一方、部屋干しの場合は洗濯物が人目に付かないため、プライバシーを確保しながら防犯上のリスクも低減させることができます。そのため、盗難被害を抑制させたいという場合において、部屋干しは非常に効果的な方法といえるでしょう。

洗濯物を干す場所がない時のアイデア

室内で洗濯物を干す場所がない場合、以下に挙げるアイテムを活用するのがオススメです。

 

・洗濯機ラック
・突っ張り棒
・室内物干し
・部屋干しグッズ
・サンルーム

 

室内は限られたスペースしかありません。そのため、デッドスペースも含めて効率的に空間を活用する必要があります。
上手にスペースを活用するために、便利なアイテムを導入していきましょう。

ここからは、部屋干しに最適なアイテムを利用するアイデアを5つ紹介していきます。

洗濯機ラック

洗濯機ラックを活用することで、洗濯物を干すスペースが効率的に確保できます。洗濯機ラックは別名「ランドリーラック」とも呼ばれており、洗濯機回りを整理整頓できるラックのことを指します。

洗濯機のサイズに合ったラックを設置すれば、収納棚を確保できると同時に洗濯物を干すスペースも確保可能です。ハンガーバー付きのラックならば、タオルやハンガーをかけることができるため、効率的に洗濯を行えるというメリットがあります。

なお、洗濯機ラックにはサイズはもちろんのこと、デザインやカラーなど、さまざまな種類があるため、インテリアの一部として機能する一面も持っています。

突っ張り棒

空間に適したサイズの突っ張り棒を活用することで、洗濯物を干すスペースを確保することができます。例えば、長い突っ張り棒を部屋の壁面の間に設置するだけで、洗濯物を干すスペースを確保することが可能です。

また、浴室乾燥機付きのお風呂場に突っ張り棒を設置すると、効率よく洗濯物を乾かすことができるでしょう。突っ張り棒は、低コストでさまざまな場所に設置できるアイテムなので、費用をかけずに室内干しスペースを確保できるメリットがあります。

お風呂場・物置・押し入れ・部屋など、突っ張り棒のサイズ次第によって設置できる環境が変わるので、空いているスペースに適した突っ張り棒を活用しましょう。

室内物干し

突っ張り棒では不安定な場合、室内物干しを活用すれば洗濯物を干すスペースを確保することが可能です。別名「物干しスタンド」と呼ばれることもあるように、室内物干しはスタンド部分のある物干しになります。

折りたたみ式など多様な種類があるため、必要なときだけ出して衣類を干すことができます。また、サイズによっては布団を干すことができるほど大型サイズのものもあります。

中には屋外兼用タイプもあるため、部屋干しと外干し両方で使用したい場合にも対応できます。このように、使用環境に応じて最適なサイズを選ぶことにより、空間を有効に使える点がメリットといえるでしょう。

部屋干しグッズ

昨今は部屋干しの需要も拡大しているため、さまざまな部屋干しグッズが展開されています。そのため、生活スタイルに合った部屋干しグッズを活用することで、洗濯物を干す場所がない場合も部屋干しすることが可能です。

 

・室内干し用ハンガーバー
・カーテンレール用フック
・吊り下げ型物干し
・パラソル物干し

 

室内干し用ハンガーバーを使用すれば、窓枠や鴨居などの溝に設置できるため、物干しスペースが確保できないような場合に有効です。また、カーテンレール用フックを使用すれば、カーテンレール部分を使用して洗濯物を干すことができます。

吊り下げ型物干しならば、天井から吊り下げることにより、部屋がすっきりとまとまるでしょう。また、パラソル物干しを活用すると、省スペースでも多くの洗濯物が干せるスペースを確保できます。

このように、さまざまなタイプの部屋干しグッズが発売されているため、生活スタイルに適した部屋干しグッズを活用しましょう。

サンルーム

既存のスペースでは足りないという場合は、新たにサンルームを設置して洗濯物スペースを確保するのがおすすめです。サンルームとは、天井や壁をガラスで覆っている外付けの住空間のことをいいます。

自然光を多く取り込むことができる他、水密性や気密性も高い空間のため、雨天時でも安心して洗濯物を干すことが可能です。洗濯物のみならず、小さなお子さまの遊び場所としても活用できます。

換気扇を取り付けることもできるので、生乾きを起こすことなく効率的に洗濯物が干せる点も便利です。

洗濯物を部屋干しする際のポイント

洗濯物を部屋で干す際には、以下のポイントを意識しましょう。

  • 扇風機で効率よく乾かす

  • 干す際の間隔に注意する

  • アイロンがけも併用する

部屋干しは外干しよりも便利な反面、デメリットになり得る点もいくつか存在するため、快適に干すポイントを理解しておくことが重要です。室内干しの快適性をより向上させるためにも、部屋干しのポイントを確認しておきましょう。

それでは、事前に知っておくべき部屋干しの注意点について詳しく解説します。

扇風機で効率よく乾かす

外干しの際には、太陽の自然な光と共に風が吹くため、洗濯物を効率的に乾かすことができます。しかし、室内干しにおいては風が吹くことがないので、外干しに比べて乾燥しにくく、生乾き臭が発生するケースもあります。

このようなデメリットを解消させるためには、部屋干しの際に扇風機やサーキュレーターなどを利用して風を当てることで、効率よく乾かす上で非常に効果的です。また、エアコンの除湿機能などを使用して衣類を乾かしてみるのも良いでしょう。

その他にも、衣類乾燥除湿機などの部屋干しグッズを利用すれば、除湿と送風を同時に行える点でメリットがあります。扇風機をはじめ、送風機能の付いた機器を利用しながら効率的に衣類を乾燥させましょう。

干す際の間隔に気をつける

室内干しは場所が確保しにくいことから、乾かす際に衣類同士の間隔が近くなってしまいがちです。しかし、間隔が狭いと乾燥しにくいため、部屋干しのときは間隔をしっかりと開けるようにしましょう。

特にデニム素材といった厚手のものは、通常の衣類よりも乾燥しにくいため、きちんと衣類同士の間隔を空けて干すことが効率よく乾かすポイントです。タオルのように大きな素材に関しても、同様に隙間を空けて干しましょう。

間隔を注意した上で、先に解説した扇風機などのアイテムを併用すると、より効果的に衣類を乾かすことができます。

アイロンを併用する

衣類を効率よく乾かすためには、付着している水分を飛ばすことが重要です。高熱のアイロンを併用すると効率よく水分を蒸発させられるため、短時間で衣類を乾かすことができます。

また、アイロンは非常に高温のため、部屋干しのデメリットである臭いの原因の菌を死滅させます。その他にも、アイロンを使用すればシワもきちんと整えられるので、衣類をきれいに乾かすことができるでしょう。

臭いの発生を抑制しつつ、よりきれいに乾かすことができるため、必要に応じてアイロンがけも併用してみましょう。

おわりに

洗濯物を部屋干しする場合、天候や時間などの影響を気にする必要がない他、外干しよりもきれいに干せるというメリットがあります。一方で、限られた空間の中で衣類を乾かす必要があるため、ご自身のニーズに合った部屋干しアイテムの活用がおすすめです。
より広い空間が必要ならば、サンルームのようなエリアを設けてみるのも良いでしょう。アイデア次第で利便性や実用性が大きく変わるので、目的に応じて最適な方法を試してみましょう。