写真:車1台とカーポート
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カーポートの高さはどれくらいが適切?選び方から注意点まで徹底解説!

はじめに

雨や風などの外的要因から車を保護できるカーポートは、エクステリアのリフォームとして非常に人気が高いです。
しかし、設置した後に屋根の高さを変更することは容易ではありません。そのため、事前にどのくらいの高さにするかが重要といえます。
カーポートを設置して後悔しないためにも、適切な屋根の高さを選びましょう。

カーポートや車庫の高さはどのくらいがベスト?

カーポートや車庫の高さは、単に車が入るかどうかだけで決めると失敗しやすいポイントです。車種や車高はもちろん、将来の買い替えやルーフキャリアの有無、リアゲートの開閉、敷地の勾配など複数の要因で必要な余裕は変わります。

そこでここからは、カーポートとガレージで高さがどれくらいベストなのか?大まかな目安について解説します。

カーポートの場合

カーポートの高さは、車が入ることに加えて、乗り降りや荷物の積み下ろしが窮屈にならない余裕を確保するのが大切です。基本は車高に対して30〜50cm程度のクリアランスを見込みつつ、ミニバン・SUV、ルーフキャリア、ルーフボックスなど将来の使い方も想定して決めましょう。

注意したいのは、有効高さは屋根の一番低い位置で決まる点で、製品の呼称高さだけで判断すると想定より低いことがあります。また、高くしすぎると横風で雨が巻き込みやすく、濡れにくさがかえって悪化する場合もあるので注意が必要です。

なお、積雪地域では屋根のたわみや落雪の影響もあるため、地域条件と仕様を合わせて確認しましょう。敷地に勾配がある場合は駐車位置のズレで当たりやすくなるため、実際の停め方を前提に余裕を取ることも大切です。

ガレージの場合

高さに余裕を持たせる考え方は同じなものの、ガレージの場合は天井高さよりも開口部の有効高さが重要になる点がカーポートと違います。基本的に2.1m〜2.5m程度が一般的な目安になりますが、シャッターの巻き取りケースや梁、下がり天井の納まりで数cm〜十数cm低くなることがあるので、車高だけでなくアンテナやルーフ装備、リアゲートを全開にしたときの位置まで含めて検討しましょう。

床の段差やスロープ勾配があると、進入角度で車体が持ち上がり、実際の通過高さが増えることもあるので注意が必要です。将来の車種変更に備えて余裕を取りつつ、内部で作業するなら人の動きや脚立の使用、収納棚の高さも想定すると後々の後悔が減ります。ガレージは建物側の条件も絡むため、図面上の寸法だけでなく現場条件を前提に計画することが大切です。

カーポートのサイズや高さが実生活に与える影響とは?

カーポートのサイズや高さというのは、雨の日の乗り降りや荷物の積み下ろしなど、日々の動作のしやすさにも直結します。カーポートを設置したあとに改善するのは非常に難しいので、事前にどのような影響が出てしまうのか想定して高さを選定することが重要です。

そこでここでは、暮らしの場面でカーポートの高さが使い勝手にどう影響するのかを具体的に解説します。

車椅子・ベビーカーでの通行

車椅子やベビーカーの通行を想定する場合、必要なのは幅だけではなく、屋根下での動作のしやすさまで含めた空間の余裕です。例えば、雨の日に車の横付けで乗り降りする場面では、畳む・持ち上げる・荷物を掛け替えるといった動きが連続するため、頭上に圧迫感があると取り回しが難しくなります。

一方で、高さを上げすぎると横風で雨が巻き込みやすく、濡れにくさが下がることもあります。そのため、必要な高さを確保したうえで、側面パネルなどの対策を組み合わせて快適性を向上させるのが効果的です。

ミニバン・SUVの乗り降り

ミニバンやSUVは車高が高く、ドアを開けた状態で子どもを抱えて乗せ降ろししたりする場面も多い傾向にあります。そのため、屋根の高さが不足していると、圧迫感から姿勢が縮こまり、雨の日ほど乗り降りのストレスが増えてしまいます。スライドドア車は開口が広いぶん、上方向に余裕が欲しい場面が多いのも特徴です。

ただし、反対に高くしすぎると風雨が入りやすくなり、濡れる範囲が広がる場合があります。そのため、車高に対して一定の余裕を見込みつつ、駐車位置のブレや敷地勾配も考慮して、使いやすさと濡れにくさのバランスを取ることが大切です。

荷物の積み下ろし

荷物の積み下ろしは、カーポートの高さが影響しやすい場面です。例えば、アウトドア用品やスノーボードの板など、大きな荷物ほど取り回すために動きが増えます。また、リアゲートが上に跳ね上がる車は、車高は収まっていてもゲート全開時に屋根や梁下へ干渉することがあるので注意が必要です。

駐車位置が数十cmずれるだけで干渉するケースもあるため、毎回の停め方を前提に余裕を見込んで高さを選ぶ必要があるでしょう。ただし、高さを上げすぎると横から雨が入りやすくなり、荷物が濡れる範囲が増えることもあるので、必要な高さ確保と雨対策をセットで考えるのが失敗を減らすポイントです。

カーポートの高さで失敗しない選び方カーポートの高さを決める際には、いくつかの要因を考慮する必要があります。ご自身の利用環境に適したカーポートを選ぶことで、設置後の利便性も向上し、使いやすい環境にすることができます。

では、実際にカーポートの高さを決める際に重要な2つのポイントについて紹介します。

車の全高+30CM~50CMを目安にする

カーポートの高さは、地面から梁の部分までを指しています。

梁とは、簡単に言うと、屋根の最も下側という意味です。

このため、設置する高さを決める際には、車の全高+30cm~50cmを目安にするのがオススメです。

車の全高については車種によって異なるため、現在乗っている車の全高は別途調べておきましょう。

なお、道路運送車両法では、自動車の種類によりボディサイズの制限が決められています。

こちらも参考にするとよいでしょう。

排気量 全長 全幅 全高
軽自動車 660cc以下 3,400mm以下 1,480mm以下 2,000mm以下
小型自動車

(5ナンバー)

2,000cc以下 4,700mm以下 1,700mm以下 2,000mm以下
普通自動車

(3ナンバー)

2,000cc超 12,000m以下 2,500mm以下 3,800mm以下

ハッチバック(リアゲート)の開閉も考慮する

カーポートの高さを選択する際には、車のリアゲートについても考慮する必要があります。最近の車種には片開きや観音開きなども増えてきていますが、一般的にリアゲートは上へ開くタイプが多い傾向です。

このリアゲートを全開にした場合、基本的に車の全高よりも地上高が高くなります。例えば、車の全高が180cm以下の車種でも、リアゲートを全開にすると200cmを超えることがあります。

要するに、リアゲートを開いた際の地上高を考慮してカーポートの高さを選ぶ必要があるということです。カーポート設置後にリアゲートが開きにくくならないよう、日々の利便性も考えて高さを選びましょう。

買い替えの可能性を考慮する

カーポートの高さを決めるうえで重要なポイントは、将来的な買い替えの可能性も考慮することです。

例えば、現状では小型自動車に乗っていたとしても、家族構成やライフスタイルの変化によって、車種を変更する可能性もあります。

そのため、現在の状況だけで判断するのではなく、将来的な予測を行うことが重要です。買い替えによる車種変更を考慮することで、カーポートも長期間使い勝手の良い状態を保つことができます。

カーポートの高さには種類がある!柱タイプ3種類の特徴紹介

カーポートの高さを決める柱の長さは、基本的は3種類に分類することができます。

柱のタイプによって特徴が異なるので、事前にどのような種類があるのかを確認しておくことが重要です。

では、ここからカーポートの高さを決めるうえで知っておきたい柱のタイプを紹介します。

標準柱

カーポートで使用されている基準となっているのが、標準柱です。

標準柱の有効高は180cm~200cm程度です。主に、セダンやスポーツカーのような車の全高が低い場合に採用します。

屋根の下までの高さが比較的低くなるため、車と屋根の間に隙間が生じにくいという特徴があります。そのため、雨や雪などが吹き込みにくく、車をきれいな状態で維持できるでしょう。

ロング柱

ロング柱は、有効高が230cm~250cm程度あります。標準柱よりも有効高があり、車の全高が高めでも駐車することが可能です。

例えば、標準柱で紹介したセダンやスポーツカーなど全高が低い車はもちろんのこと、バンタイプの車種も駐車できます。

また、駐車スペースとしての活用方法だけでなく、DIYの作業スペースとしても活用することが可能です。

その他にもメリットとして、価格面で標準柱とそれほど差がない点が挙げられます。

標準柱よりも有効高があるにもかかわらず、価格面で大差がないというところは、標準柱とロング柱のどちらを選ぶかお悩みの方には決めやすい要素のひとつです。

ハイロング柱

ハイロング柱は、有効高が280cm~300cm程度と、最も有効高が確保されているタイプです。

例えば、車高の高いハイエースなどの車種でも、問題なく停めることができます。

また、有効高が多く確保されていることで、圧迫感が生じにくいのも特徴です。開放感を持たせたい方にはピッタリといえるでしょう。

しかし、他の柱よりも価格面では高くなる傾向にあるため、デメリットに感じてしまうこともあります。

【メーカー別】カーポートの高さ基準を比較

カーポートの高さというのは、製造するメーカーによって若干サイズが異なります。

そのため、高さについてこだわりのある場合は、以下の表を参考にしてみてください。

▼カーポートの販売がある代表的なメーカーにおける、主力商品の高さ基準

メーカー 商品名 標準柱 ロング柱 ハイロング
LIXIL ネスカ 2,200㎜ 2,500㎜ 2,800㎜
三協

アルミ

カムフィ

エース

2,250㎜ 2,500㎜ 2,750㎜
YKK AP レイナ

ポート

2,000㎜ 2,355㎜ 2,800㎜

 

このように、各メーカーは、上記で紹介した3種類の柱を用意しています。

ただし、メーカーによって柱の呼び名やラインナップに若干の違いがあるため、カタログで確認すると安心です。

また、上記のメーカー以外にも、高さのバリエーションが用意されている場合があります。

例えば、四国化成の「スマートポートR」というカーポートでは、標準高・中延高・延高・高延高といった4種類が用意されています。

細かく高さを調整したい場合は、高さの種類が多いカーポートを選んでみるのも選択肢の一つです。

カーポートの高さで失敗しないためのポイント

カーポートの高さは、高ければ安心というわけではなく、上げすぎても別の不満が出ることがあります。反対に、ギリギリにすると後付け装備や駐車位置のズレで支障が出やすく、低すぎると将来の車種変更で使えなくなる恐れもあります。

そこでここからは、高すぎる場合やギリギリの場合、低すぎる場合それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

高すぎる場合のデメリット

カーポートを高くしすぎると車高には余裕が出る一方で、雨や風の影響を受けやすくなる点がデメリットです。屋根が上がるほど横風で雨が巻き込みやすく、乗り降りや荷物の積み下ろしを屋根下で行っても思ったほど濡れにくくならないことがあります。斜めの雨や台風時は屋根の下まで雨が吹き込み、車体や足元が濡れる範囲が広がりがちです。

また、支柱が高すぎると見た目の外観バランスが崩れやすく、かえって圧迫感を感じてしまうようなケースもあるでしょう。地域によっては風への対策がより重要になることもあるので、仕様や補強、設置条件の確認を怠ると不安が残る可能性もあるので注意しましょう。高さは安心感だけで決めず、濡れにくさと環境条件を合わせて考えることが大切です。

ギリギリの場合のデメリット

高さをギリギリにすると、普段は問題がなくても想定外の数cmで支障が出やすいのがデメリットです。例えば、ルーフキャリアやルーフボックスを付けたり、アンテナを立てたといったちょっとした変化で干渉する可能性が上がります。敷地に勾配がある場合は、停める位置によって車体が持ち上がり、屋根との距離が縮まることもあります。

また、積雪地域では屋根のたわみや雪の重みでクリアランスが減るケースも考えられます。ギリギリの高さでは日常の誤差を吸収できないことが多いため、安心して使うには実測を前提に余裕を確保するようにしましょう。

低すぎる場合のデメリット

カーポートが低すぎると、最初に困りやすいのは将来の車種変更です。例えば、今はコンパクトカーでも、次にミニバンやSUVへ乗り換えた瞬間に入らなくなる恐れがあるので、買い替えの選択肢を狭めてしまう可能性があります。また、車高は収まってもリアゲートを全開にできない、ルーフ上の積載ができないなど、日常の使い勝手が悪化しやすいのも問題といえます。

メンテナンス面でも、洗車やワックス掛け、車の上部の拭き上げがやりづらくなり、作業がしにくくなるでしょう。なお、低いほど雨の吹き込みは抑えやすい傾向がありますが、必要な高さを確保したうえで対策を考える順序が大切です。

カーポートの高さを決めるときの注意点カーポートの高さを決める際には、いくつかのポイントを確認しておく必要があります。注意点を考慮せずに高さを決めてしまうと、後々使い勝手が悪く感じる可能性もあるため、慎重に決めましょう。

では、ここからはカーポートの高さを決める際、具体的にどのような点に注意すべきかを解説します。

地面の勾配・傾斜

駐車場のコンクリート床(土間)は、雨水などが溜まらないように、勾配という緩やかな傾斜が取られています。傾斜、というほど傾いてはいないので、普段は気付かないかもしれません。この勾配は、道路側に水がはけるように取られています。つまり、駐車場の奥の方は少し高くなっているのです。

このため、カーポートを取り付ける際、前方の柱と後方の柱では長さが変わります。前方で車高に余裕があっても、後方ではカーポートの屋根と車の屋根がギリギリになってしまう可能性があるのです。

もしカーポートの高さを迷っている場合には、地面の勾配や、土地の傾斜を考慮したうえで選択する必要があります。

土地の形状によっては、前方と後方で10cm以上の差が出るケースもあるため、注意が必要です。

アンテナの高さ

自動車には、ラジオ放送やワンセグ放送を受信するアンテナが設置されています。このため、アンテナの高さを考慮しておくことも重要です。

ですが、比較的年式の新しい車種の場合については、シャークフィンアンテナや、コンパクトポールアンテナと呼ばれる小型のアンテナが設置されているので問題ありません。

しかし、車種によってはロッドアンテナと呼ばれる伸縮可能なアンテナが取り付けられていることもあります。

この場合、カーポートの高さが低いと接触する可能性もあるため、アンテナが干渉しない高さにするなど、アンテナの高さを考慮して選ぶことも重要です。

雨や雪の吹き込み

雨や雪の吹き込みは、風向き、設置向き、周囲の建物や塀の有無、道路側が開けているかなどの条件で大きく変わります。ただし、一般論として、屋根が高いほど横風で雨が巻き込みやすく、乗り降りや荷物の積み下ろしの動線が濡れやすくなる傾向があります。

対策としては、車種に合わせた高さにすることはもちろんのこと、側面パネルやスクリーンで風の通り道を減らす、屋根材を工夫するといった組み合わせが現実的です。また、積雪地域では屋根のたわみや落雪位置、吹きだまりによる出入口の塞がりも想定しつつ、地域の積雪条件に合う仕様を確認することが大切です。

カーポートの高さが欲しい場合のオススメタイプ

カーポートの柱には、いくつかの種類が存在します。柱の支持タイプによっても高さに影響が出るため、カーポート選定をする際には柱の支持タイプもチェックすることが非常に重要です。

ここからは高さを確保したい時に確認すべき支持タイプの種類について紹介します。

片支持タイプ

片支持タイプのカーポートは、左右いずれか片側のみに柱を設置して屋根を支える構造のカーポートです。柱が邪魔になりにくいレイアウトなので、駐車がしやすくなるメリットがあります。

比較的天井の空間を広く確保できるので、高さが欲しい場合に適しているカーポートです。なお、屋根の形状も緩やかにカーブを描くアール型などを採用することで、より広い空間を確保することも可能です。

また、片支持タイプは1台用の場合、設置費用を抑えることができるので、なるべくコストを抑えて設置したい方にもおすすめだといえます。

後方支持タイプ

後方支持タイプのカーポートは、後ろ側に柱を設置して屋根を支える構造のカーポートです。柱が後方にしかないので、車の乗り降りでドアが柱に干渉することもなく、使い勝手も良いレイアウトです。

なお、後方支持タイプに設置されている屋根というのは、手前側が高く奥側に向かって低くなるように勾配が取られています。そのため、見た目がスッキリしているほか、開放感があります。

ただし、柱にかかる負荷も大きいため、強度を確保するために基礎を広く取る必要があります。そのため、ある程度のスペース確保が条件で、設置コストも片支持タイプよりも高価になってしまうデメリットがあります。

福田造園の簡単な歴史

1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。

写真:福田造園
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