はじめに
皆さんは、カーポートのオプションである「サイドパネル」をご存知でしょうか?
サイドパネルとは、カーポートの側面に取り付けるもので、大切な車を雨風や日光から守ってくれます。そのため、とても注目されている商品です。
この記事では、カーポートのサイドパネルについて、メリットやデメリットをご紹介します。
知っておくべきポイントについても詳しく解説しますので、これからカーポートやサイドパネルの設置を検討している方はぜひご参考ください。
福田造園の簡単な歴史
1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。
カーポートの「サイドパネル」とは?
サイドパネルは、カーポートのオプションのひとつです。
なぜこのようなオプションがあるのかというと、カーポートは屋根のみとなり、横からの雨風の吹込みを防ぐすべがないからです。
そのため、横殴りの雨や雪などを防ぎたいという要望や、プライバシー確保などの観点から、サイドパネルの取付が近年注目されてきています。
サイドパネルには、種類や大きさが様々です。
そんなサイドパネルを施工すると、大切な車をしっかりと外部刺激から守ることができます。
サイドパネルの種類
カーポートのサイドパネルには、色や機能が異なるものが多くあります。また、高さや横の長さなどの調節も可能です。
例えば、カーポートの屋根から続くように取付できたり、取り付けたい面の中央部分につけることもあります。
このように、部分的に覆うこともありますが、全面を覆ってしまいたい場合もあるでしょう。そんな時は、既定の大きさのサイドパネルを2段・3段と組み合わせることが可能です。
その他にも、片側の面のみを施工するのではなく、両側にサイドパネルを施工する場合もあります。
こういったときは、ガレージのような雰囲気になります。
既に取り付けてあるカーポートにも、サイドパネルは後付けが可能です。ご希望の場合は、地域の外構商品を取り扱う店舗に相談することをオススメします。
それでは、以下よりサイドパネルの種類を紹介していきます。
パネルタイプ
最も利用されるのは、隙間のないパネルタイプのサイドパネルです。
メーカーによって、「側面パネル」や「サイドパネル」など呼び方が少しずつ異なります。
しかし、ポリカーボネート製のすりガラス調になっていることが多い商品です。
カーポートの屋根もポリカーボネート製であるため、カーポートが雰囲気良くまとまります。
シンプルかつ見栄え良く、スッキリとしたイメージをお考えの場合にオススメです。
波板(なみいた)
波板のサイドパネルは、名前の通り、波のようにうねった形が特徴的なパネルです。
素材はポリカーボネートなどでできており、波板を柱に留めることで設置することができます。
近年では取り扱うことが少なくなってきましたが、ガレージの屋根や壁などは波板でできている場合があります。
ガルバリウムのような、凸凹を想像するとわかりやすいです。
そんな波板の特徴は、色のバリエーションが多いことです。そのため、好みの色を施工したいという場合はオススメできる建材です。
既に施工されたカーポートに波板のものを施工する場合は、色合いを確認するためにも、一度専門店へ相談することをオススメします。
スクリーンタイプ
スクリーンタイプのパネルは、ブラインドのような見た目が特徴です。そのため、目隠し性がパネルタイプのものより高くなります。
というのも、パネルタイプはポリカーボネート製が多いため、サイドパネルに近づきすぎるとシルエットが透けてしまいます。
しかし、スクリーンパネルではシルエットが浮かばないため、動きが透ける可能性があることが不安な方は、こちらをオススメします。
また、スクリーンパネルは、デザイン性にも富んでいます。
カーポートのシンプルな見た目にワンポイントを入れることができ、ひと味違う印象を与えることができます。
サイドパネルのメリット・デメリット
カーポートにサイドパネルを取り付けることは、必ずしも良いことではありません。
そのメリット・デメリットを把握したうえで設置を検討すると、スムーズに進むことが多いです。
サイドパネルのメリット
それでは、メリットを紹介していきます。
暴風雨でも雨除けができる
カーポート単体では、台風などの暴風雨の場合、横殴りの雨に対応することができません。
しかし、サイドパネルを取り付けることで、横からの雨風や雪などを防ぐことが可能になります。
注意すべきは、サイドパネルに大きさ・取り付け箇所に規定があることです。
そのため、どのような位置に、どのくらいの範囲でサイドパネルを取り付けたいのかを、施工業者にしっかりと話しておくことが大切です。
車のキズや汚れを防ぐ
雨が降っていなくとも、強風で小さな石が飛んできたり、砂ぼこりの入ってくることがあります。
そんな時、サイドパネルを施工していれば、こういったキズや汚れなどから愛車を守ることが可能です。
目隠しになる
車の乗り降りや荷物の移動などで、近隣の視線が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった場合には、サイドパネルが目隠しとして活用できます。
目隠しの場合も、施工するパネルの大きさや範囲に注意が必要です。
パネルのデザインによっては、姿が透けたりすることもあります。その点が不安な方は、業者にしっかりと説明しておくと安心です。
紫外線を防ぐ
紫外線は、車にも影響を与えます。そのため、カーポートの屋根材であるポリカーボネートには、紫外線を防ぐ性能が備わっています。
しかし、紫外線は真上から降り注いでいるわけではありません。地面に反射したり、些細な場所からも入ってきます。
そんな紫外線対策として、サイドパネルは効果的です。
ポリカーボネートには、紫外線を多くカットできるものもあります。特に気になる方は、こういったものを導入するとよいでしょう。
愛車の紫外線対策だけでなく、乗り降りする人の紫外線対策としても有効的です。
熱気を防ぐ
ポリカーボネートには、熱戦遮断タイプというものが存在します。
この熱戦遮断ポリカーボネートを施工することで、夏場の車内にこもる熱気や、シートの日焼けなどを和らげることができます。
特に夏場は、エアコンを全力で動かして、ある程度涼しくしてから出かけていたりしませんか?
サイドパネルを取り付けることでこういったシーンが少なくなり、ガソリン代の削減につながるかもしれません。
デザイン性の向上になる
カーポートにサイドパネルを施工することで、他の住宅に施工されているカーポートとは違ったイメージをもたせることができます。
特にスクリーンタイプのものは、スタイリッシュなものが多いです。
そのため、理想の雰囲気がある方には、ポイントの一つとして施工するのも良いのではないでしょうか。
サイドパネルを施工したときのイメージがしづらい、という方は、パースを書いてくれる人に依頼を行うのもよいでしょう。
エクステリアを扱う店舗では、そういったサービスも同時に行っていることが多いです。
サイドパネルのデメリット
それでは、サイドパネルのデメリットについても紹介していきます。
防犯性が不安になる場合がある
サイドパネルで目隠しをするのは良いことですが、それを逆手にとって車上荒らしなどに遭う場合があります。
近隣の目が届きにくくなったことで、これ幸いと狙われてしまう可能性があるのです。
こういった防犯性に不安のある場合は、正面にカーゲートを付けたり、両面を囲うなどして万全を期しておくとよいでしょう。
しかし、両側と背面をパネルで覆った場合などは、固定資産税に関わってくる可能性があるため、施工時には注意が必要です。
風を受けやすくなる
サイドパネルは、カーポートに付随する一枚壁を作る形になります。
そのため、台風などで強い風を受けた場合には、カーポート自体の強度が不安になるという方もいらっしゃいます。
その場合は、カーポートを支える「サポート柱」というオプションもつけるとよいでしょう。
また、施工するカーポート自体の耐風圧についても知っておくと安心できます。
動線の邪魔になる場合がある
サイドパネルが邪魔で、玄関までの道のり(動線)が使いづらくなってしまうというケースもあります。
サイドパネルが、いつも通る道に干渉しないかどうかを考えて設置を検討するとよいでしょう。
圧迫感を感じる可能性がある
カーポート自体を長く使っていて、あとからサイドパネルを施工した場合は、違和感を感じるかもしれません。
例えば、ガレージを使ったことがある場合、壁のある状況に慣れているため気にならないものです。
しかし、元は何もなかった場所にサイドパネルを付けるとなると、圧迫感を感じてしまう場合があります。
使用感が変わってしまうことが不安な方は、専門店へ相談することをオススメします。
日陰ができる
サイドパネルは、日よけにもなります。
しかし、日陰ができたり、今までと同じだけの日光が当たらなくなったことで、植物や家庭菜園などに影響が出たという話もあります。
そのため、植物を育てたり、家庭菜園をしている場合は、サイドパネルによって悪影響が出ないかを確認しましょう。
コストがかかる
サイドパネルは、カーポートのオプションです。
オプションを付けると、当然ながら料金が発生します。また、万が一サイドパネルに不具合が起こったり、割れたりなどした場合には、そのメンテナンスにも費用がかかってしまいます。
もしかしたら、最大のデメリットといえるかもしれません。
まとめ:カーポートのサイドパネルは、画期的な部材!
カーポートのサイドパネルは、様々な効果を発揮します。
メリットのほかにデメリットもあるため、そのデメリットも把握したうえでの取付をオススメします。
もしサイドパネルの取付に不安を感じる方がいらっしゃいましたら、お近くの施工店に相談するとよいでしょう。
このコラムを参考に、カーポートのサイドパネルについて検討してみてください。
おわりに
愛知県内でサイドパネルの取付にお悩みの方は、ぜひ福田造園にご相談ください!
そのほかにも、家の外側にまつわることなら、なんでもお聞きします。
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