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新築外構を
お考えのみなさまへ

はじめに

「これから、外構をどうしようかな……」

こんな気持ちをお持ちの、新築をご予定の方、これからお考えの方。そして、外構をどうしようかと悩まれている方が、今このページをご覧になっていると思います。

弊社__ガーデン&エクステリア福田造園へのお問い合わせのほとんども、そういったお悩みを持つ方です。

それならば、「これが知りたいな……」「これってできるのかな?」という今までお問い合わせいただいた質問をまとめて解説してしまおう!

そう思い立ち、こちらのページが誕生しました。あなたのより良いくらしへ繋がるようなきっかけの一助となれば幸いです。

福田造園の簡単な歴史

1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。

写真:福田造園

そもそも外構ってなに?

「やらなくても大丈夫じゃない?」はNG

「外構ってよくわかんないし、あれば便利だけど、なくても別に困らないのでは?」と思っていた時代が筆者にもありました。

実はよく知ってみると、今やっておいたほうが長期的に見てもかなり良いということが多いです。

例えば、駐車場です。コンクリートを打つと、そこそこの値段がかかります。当然、車が乗った時に割れないように作るということは、それに対応する材料や手間などがかかっているわけです。しかし、これを今依頼しておくことで、

・車を出し入れする時、砂利が敷地の外に出てしまうのを防ぐ
・砂利が減ってしまったり、水たまりができたりするのを防ぐ
・雑草が生えてくるのを防ぐ

など、今思いつくだけでも3項目の<後悔ポイント>を無くすことができるのです。

何から始めるべきか迷ったときは

「でも、後悔しないようにするにはどうしたら?」そんな方は、一度ご検討中、もしくは契約をした住宅の図面を広げてみてください。これから住宅をご検討の方は、今調べている土地の状況などをイメージしながらお読みくださるといいかもしれません。

さて、確認のポイントは3つです。

お隣や道路との関係性

お隣と自分の敷地は、同じ土地の高さですか?もしご自分の敷地がお隣より低い場合、お隣から家の中が見えてしまうのが気になる可能性が高いです。目隠し性の高いフェンスなど、視線を遮るものを設置する必要があるかもしれません。

また、近所の道路からはどうでしょうか?玄関の中がまる見えになってしまったり、リビングが見えてしまったりする場合は、こちらも同じように対策をする必要があります。小さいお子さんがいる場合は、飛び出し防止にもなりますよ。

設置したい場所に邪魔なものがないか

ここにカーポートやサイクルポートを付けたい」「ここに宅配ボックスが欲しい」そんなご要望をうかがった際にあるのが、雨水・下水のマスや配管が通っている、もしくは距離が近すぎるという問題。そうなると、ご希望通りの場所に施工ができないといったことが発生してしまいます

とはいえ、ご自分で詳しく確認するのは専門知識がないとなかなか難しいと思います。心配だという方は、一度ハウスメーカーさんに「ここに○○を予定しているのですが、柱がぶつかったりしませんか?」など、質問してみるのもいいかもしれません。

ただ、ハウスメーカーさんは家のプロであって、庭のプロではありません。「家の位置や形などが決まり、配管の位置の変更はまだ可能だ」という段階で、「一度これで本当にやりたいことができるのか?」といった確認にも、私たち福田造園はお答えしています。他の外構屋さんも教えてくださるとは思いますので、一度しっかりと庭のプロに相談してみると安心です。

家周りの雑草対策

予算の都合上後回しにされがちな雑草対策の工事。図面では実際のスケールより、うんと小さいので想像しづらいかもしれません。ですが、一度考えてみてください。
「後から自分たちで対策しよう」、「後からできることだから、困ったらお願いしよう」……それって、いつになると思いますか?

実際、雑草対策の工事の依頼の中で、新築から1、2年でのお問い合わせをよくいただきます。休みの日に防草シートや砂利を敷くぞと思っていても、実際は手につかないまま放置されていたり、お子さんが生まれたばかりで育児にかかりきりで作業の時間が取れなかったり。そうこうしているうちに、雑草は根強く足の速い元気な生き物なので、いつの間にか生え、いつの間にか増えているのです。なんとも厄介な存在ですね……。

そんな存在をなんとかしようとお問い合わせいただいた際に、雑草などの不要物の撤去料金と作業の手間賃が発生してしまいます。まずは防草シートを敷くため、雑草を撤去。そして土を平らにならすのですが、この時砂利を敷くのに、土が多すぎたり少なすぎたりといった場合があります。ここで土の搬入費or撤去費がプラス。

さらに、家周りのフェンスや物置などが障害となり、運び出しなどの作業性が大変難しく日数の掛かってしまいそうな場合は、手間賃が増加してしまいます。
 新築のまだ雑草のないとき、フェンスなど作業の障害になりそうなものの設置前にご依頼いただければ、こういった費用はかからずに済みます。金額としては、全体と比較すると少額のように感じてしまうこともありますが、それでも何万円単位。普通に考えると、いい金額です。

ご自分で「やるぞ!」という固い決意のある方には、防草シートや砂利の種類のご紹介もしております。「いや、多分やらないな……」と思った方はぜひ、お庭のプロにご相談ください。

予算をどのくらい見ておくべきか

さて、ここまでつらつらとポイントばかりを述べてきました。しかし結局のところ気になるのは、「いくらくらい値段がかかるものなのか?」これに尽きるかと思います。

昨今は手軽に情報を得られるツールが多いので、もう既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、外構・エクステリアにかける金額は、住宅にかけた金額のおよそ10~20%が一般的です。しかし、どれだけしっかりやりこみたいか?施工する商品にどれだけこだわりがあるか?といったご要望や、現在の土地の状況や場所により大きくブレが生じます。そのため、実際にご相談いただくのが一番確実です

実際に建物を考える際、ハウスメーカーさんに「だいたいこのくらい見ておけばいいですかね」と言われた金額を残しておいたのに、結局内装で増額してしまい、外構にかける予算が少なくなってしまった。そしていざ外構の見積をもらった時に、当初言われた金額よりもはるかにオーバーしていて予算が不足し、結果として外構は手付かず……といったケースも珍しくありません。早めのご相談をいただいて、外構も含めた資金計画を立てるのが重要です。だからこそ、信頼のおける会社に見積を依頼することが得策なのです。

検討を始めるタイミング

では、外構のことを検討し始めるタイミングや、会社探しはいつやるのが得策なのでしょう?会社探しについてはこのあとお話させていただきます。まずは、検討のタイミングについてです。

検討のタイミングとしておすすめなのは、「家の位置が決まったら」です。敷地内の建物の位置がしっかり決まってからではないと、外回りのことは始まりません。例えるなら、間取りも決まっていないのに家具だけ先に買ってきて、結局サイズが合わず、もったいない買い物をした……といったところでしょうか。家具なら多少無理やりでも使用できるかもしれませんが、なんといっても外構で使用するものです。強度や耐久性を加味して施工しますので、無理やりなんてそうはいきません。

しかし、建物の位置が決まっているならば、あとはお任せください。どんな外構にしたいのか、そのためにはどんな商品があるのか。性能差や価格帯など、詳しくご説明いたします。

そして、このタイミングをなぜおすすめするのか?一番の理由は、外構にいくら予算を割けるのかがおおよそ決まってくる頃だからです。予算があれば、商品を選ぶときや複数の外構業者さんの見積比較のひとつの基準にもなります。

また、ほしい商品を施工する際に、先述したマスの配置などを変更しなければならないなどの問題が出た場合の対処法も選択肢が増えます。私たちのような外構屋でも施工はできますが、ハウスメーカーさんに依頼をしたほうが安く済むなどといった場合もあります。そのため、外構のことはまだ変更ができる、といった段階でお問い合わせいただくのが一番かと思われます。

外構業者の選び方

ハウスメーカーでなく、外構屋に見積をとるわけ

さて、これまでは新築外構のポイントやどんな内容かなどに触れてきました。こちらもご存じの方はいらっしゃるかもしれませんが、なぜわざわざ外構屋に見積を依頼するのか?それは大きく分けて2つあります。

「家のプロ」 と 「庭のプロ」

これまでにも少し話題として触れましたが、ハウスメーカーさんは「家のプロ」。今までのやり取りもあり、信頼のおける存在となっているかとは思います。ですが、建物の内部に関することは詳しくても、建物の外部に関してはあまり詳しくない……といった方がほとんどかと思われます。そのため、私たちのような<外構専門店>が存在するのです。

<外構専門店>だからこそ、ハウスメーカーさんは「できる」といった工事が、実際は現場の状況により「できない」と判断されるといった場合を防ぐことができます。実際にそういったお客様からご相談をいただいたこともありますので、外構屋に依頼をするひとつのメリットとして考えていただいても良いかと思います。

中間マージンが発生しない

次にこちらが、中間マージンと呼ばれるものが発生しないことです。ハウスメーカーさんとの最大の違いとなります。

通常、ハウスメーカーさんは「お客様からの依頼 → 外構の下請会社」といった形で工事を依頼しています。

この時、ハウスメーカーさんに100万円の外構工事を依頼したとすると、

お客様からの依頼(100万円)→ ハウスメーカーの売上(30万円)→ 外構の下請会社(70万円)

このような形で、実際100万円で行う工事を、下請会社さんは70万円で行わなければならないことになるのです。デザインや形が決まっているのに、実際より少ない金額で施工をするのは難しいですよね。すると、どこかで不備が起こったりする可能性が高くなるというわけなのです。

そのため、自社で施工の段取りを組んでいる外構屋は、お客様の依頼を受けた100万円で、しっかりとした100万円分の工事ができます。価格通りの品質のものをきちんとお届けできるほか、追加の要望なども反映されやすくなります。

というのも、ハウスメーカーさんに依頼をした場合、実際の作業は下請となる別の会社さんですので、追加情報の伝達が遅れ、完成後に見ると変更が反映されていないままになっている……ということがあるかもしれません。

業者を見極めるポイント

上記までで、外構屋さんに頼むメリットはご理解いただけたかと思います。では、いざ外構屋に工事を依頼しよう!といったときに、一体何を基準に工事を依頼する会社を決めればいいのだろう?と思いますよね。

そこでこちらでは、その基準を3つに分けて簡単に紹介します。

施工事例の掲載数はどうか

施工事例は、その会社が施工した実績を確認するのに最適です。掲載数が多いということは、施工の回数も多いということ。施工の回数が多いことで、工事の質も上がっていきます。

また、施工事例を見ることで、どんな雰囲気のものを手掛けているのか?どういったデザインを行っているか?といったイメージの把握をすることにより、その会社が「自分たちの理想・想像に合った提案を行ってくれるかどうか」が分かります。ホームページで確認したり、資料請求ができる場合は取り寄せたりして確認するのも良いでしょう。

提案日程が提示されるか

細かいところですが、「施工の日程はしっかりしているけれど、提案の見積をもらう日程は詳しく教えてもらっていない」というケースも多いです。

見積がいつもらえるのか、その後の流れはどうなのか……など、全体のスケジュール感をしっかり持っている会社が、良い会社ではないのかと考えています。

また、一緒に確認しておきたいのが保証についてです。施工内容のどの部分に、どの期間の保証が付くのかをしっかりと押さえておいた方が安心です。

自宅から店舗までの距離はどうか

一度確認していただきたいのが、今住まわれている場所から、依頼したい会社までの距離感です。近いか遠いかというところで善し悪しが決まるわけではありません。

ここで問題になりうるのは、移動時間や手間の問題です。

打合せの一回や二回で内容が決まるわけではありませんから、足を運んでいただく回数は必然的に多くなります。その度に店舗への往復が負担だと感じてしまうと、せっかくの打合せも台無しです

また、距離が近いというところでの利点としては、万が一何かあった際にすぐ現場へ向かうことができるか、という部分があります。急なご要望などがありましても、店舗へ寄って話すことができたり、私たちがすぐ現場へ伺って確認を行ったりすることが可能になり、スムーズに対応が進むかと思われます。

そのためには、最終的に相談をしたプランナーが信用できるかどうかも大切なポイントのひとつです

よい外構づくりのための三箇条 -新築外構ポイントまとめ-

1.自分たちが「なにをやりたいのか」を知る
必要なものや欲しいものをはっきりさせておくと◎

2.検討のタイミングは今この瞬間から
外構を考え始めた今から行動できます。情報はあっても困りません

3.依頼する会社のことを知る
ホームページやチラシ、施工事例を見て、自分たちのイメージに合っているかなどを確認しよう

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか?はじめにも申し上げましたが、本文を参考に素敵な外構づくりをしていただけたら幸いです。