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【使い方考案!】フェンス選びの基準って?

はじめに

外構アイテムの新設や、リフォームをお考えの皆さま、こんにちは!
今回は、【フェンスの選び方の基準】について解説をしていきます。

実は前回、フェンスの種類にスポットを当て、解説する記事を掲載しました。その記事の続編!……というわけではありませんが、今回はその記事の補足として、この記事を掲載します。
もちろん、この記事単体でも、フェンスのことが充分にわかるようなものとなっております。
これまでいただいたご相談の内容を参考にしつつ、商品をご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!

福田造園の簡単な歴史

1964年に創業。石屋からはじまり、名古屋城の石垣や公共の工事を手がける。ハウスメーカーの下請けを経て、「お客様の笑顔や感想を直接いただきたい」という想いのもと、外構・エクステリア屋として独立。外構・エクステリア・お庭工事などに関して、提案、製図、施工管理という全ての工程を自社で行っています。培ってきた造園屋としての知識、エクステリア・外構屋としての知識をいかんなく発揮し、お客様ひとりひとりに合った、より快適な生活を過ごしていただけるよう努めています。

写真:福田造園

<機能性重視>で選ぶ場合

さて、早速ですが、まずはデザインがどうこうよりも機能性を重視したい!という場合です。多くの方は、こちらに重きを置いているのではないでしょうか?

こういった場合は、どうフェンスを選んでいくのか?皆さまもぜひ、自分の当てはまる状況を考えながら読んでみてください。

前回の記事はこちらから!▶︎【フェンス徹底解説】外構に最適なフェンスとは?

 

目隠しの場合

機能性、といってまず思い浮かぶのは、目隠しとしての性能についてです。近年では特に、道路や近隣からの視線が気になってしまい、目隠しフェンスがほしいといった依頼が増えました。というのも、コロナ禍の影響でテレワークが始まったことが大きな転機でしょうか。加えて、分譲住宅であったり、買った土地の性質上であったりという要因をお持ちの方からも依頼が増えたように感じます。

では、こういった場合は、何を基準に決めていくのか?それは、「どのくらい目隠ししたいか?」です。

・どのくらいの高さが必要か

・完全に見えなくするのか、支障ない程度の隙間を確保するのか

・距離(横の長さ)がどのくらい必要か

と、まずはこの3点を考えてみてください。

 

この3つの選択肢のうち、商品を選ぶうえで重要なのは、高さ隠す密度です。先ほど挙げた3つのうち、長さについては、後から追加するなどしてリカバリーできること。しかし、高さや密度はどうにもなりません。新しく商品を頼むことになったり、イチから施工し直しになったりと、時間とお金のかかることになってしまいます。

オススメフェンス(高さが欲しいとき編)

● フェンスAB(LIXIL)

オーソドックスなアルミ製品。使用される頻度が高いため、他商品に比べて比較的安価な傾向 ※取扱地域や店舗による

同じ高さのフェンスをつなげて施工するため、継ぎ目が出る。外観の気になる方は要チェック。

(▼実際の施工例。高さ約180cmで施工。弊社男性スタッフもすっぽり隠れます)

 

● プログコートフェンス(LIXIL)

縦格子のアルミフェンス。2m近くの高さがあっても、圧迫感を感じにくいことから好評。

正面からは見えてしまうため、斜めからの視線を遮りたい方や、完全に隠すと防犯上危なく感じてしまう玄関前などによく使用される。

オススメフェンス(とにかく隠す編)

● レジリアYL型/TL型(三協アルミ)

アルミ製品。いわゆる「ルーバー」と呼ばれる製品のひとつ。

ルーバーの向きを、横向き・縦向きと選ぶことができる。視覚的に隙間はないが、風通しのための隙間が空いているため、強風地域や台風が懸念される箇所でも施工可能。

● レジリアSP1型(三協アルミ)

枠のみがアルミ製で、本体のパネルはポリカーボネート。

目隠しをしたいが、光を遮りたくない方向け。風通しの機能はないため、つける位置や高さについては充分な注意が必要。

境界の区切り・飛び出し防止などの場合

続いては、境界の区切りとして置く方や、飛び出しや転落防止に一部だけつけたいといった方に向けたオススメ商品になっています。

オススメフェンス(境界向け)

● シンプレオフェンス T2型(YKKap)

ザ・シンプルなアルミ製品。T1型、T3型も存在するが、格子の本数が違うだけ。T2型は中間をとった本数になっており、ちょうどいいバランス感に見える(と、思っています。個人差あり)

境界フェンスとしてよく選ばれているので、比較的安価。

● ハイブリッドT・T(三協アルミ)

アルミ製品。フェンスの一部分に木目を追加できるので、少しオシャレに使いたい人向け。

木目を追加することで、少し柔らかい印象を追加することができる。

オススメフェンス(部分使い向け)

● プログコートフェンス(LIXIL)

<高さが欲しいとき編>にも登場したフェンス。

最低でも160cmの高さがあるフェンスのため、長距離だと高価になりがち。故に、部分使いでの施工が多い。

● デザイナーズパーツ 枕木材(LIXIL)

フェンスというよりは、部材、といった部類の商品。

フェンスと違って、間隔や柱の向きが調整できるうえ、欲しい本数だけ使えるなど汎用性が高い。フェンスだと高さがありすぎたり、長さがありすぎる……という方にオススメの商品。

<デザイン性重視>の場合

さて、ここまでは、機能性を重視したフェンスについて紹介してきました。次は、機能性はもちろんのこと、デザインまでこだわりたい!という方向けの商品を紹介していきます。

とはいえ、デザイン性、というのは感覚に個人差があり難しいですよね。そこで今回は、福田造園でよく選ばれているオシャレフェンスをいくつかピックアップしてご紹介していこうと思います!

家の雰囲気に合わせたフェンス

早速ですが、筆者の推察をお話しさせてください。

この記事を書いている2023年6月現在、戸建て住宅の傾向は以下のような形ではないかと思っています。

1. 黒やグレーを基調とした、モダンな住宅

2. 白やベージュを基調とした、シンプルでナチュラルな住宅

3. ニュアンスカラーを多く取り入れた住宅

もちろんこれらは独断と偏見のため、必ず合致する方がいるわけではありません。ですが、新築のご依頼であったり、インスタグラムの投稿を見ていると、こういった住宅が一般的になっているのではないかと感じます。

そのため、これを理由に、人気の商品にも傾向が見られるようになったのだと考えているのです。

1. 空間が締まる、黒やグレーのアイテム

2. シンプルでも上品な、ゴールドのアイテム

3. ニュアンスカラーの優しい風合いのアイテム

……と、このような形です。特に、木目の商品は、どんな住宅にも合わせやすいです。そのうえ、ワンポイントとしても使用できることから、ご依頼は増加の傾向にあります。商品を販売している各社メーカーさんも、木目の商品を展開することが多くなってきました。

 

というわけで、この仮説に則り、どんな家にも合うであろうオススメオシャレフェンスを3つ、勝手に選出しました!

 

★ フェンスAB YS2型(LIXIL)

裏表の違いがない商品。YS3型と比べ、板幅が少し細め。

スッキリした見た目になり、木目も主張しすぎないため、個人的にイチオシです。

★ フェンスAA(LIXIL)

枠も木目の商品。アルミの質感を消したい場合はこちらをオススメ。

2023年の新商品で、メタル調の商品が登場しました。黒系統のお家だけでなく、和風なお庭にも合いそうです。

★ エバーアートフェンス(タカショー)

フェンスのカラーバリエーションがとにかく豊富!微細な色合いにこだわりたい方向け。

おわりに

さて、商品についてさまざまな角度からご紹介をしました。
ご自分がフェンスを施工したとき、どのように使おうか?どこにつけようか?と考えながらお読みいただけていたら嬉しいです。

もし気になった商品や、もっと詳しく知りたい商品などがありましたら、お近くの施工店さんに問い合わせてみてくださいね。
愛知県にお住まいで、エリア対応内でしたら、ぜひ福田造園にお声がけください!

それでは、今回は以上となります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!次回もぜひお楽しみに!